[PR] SEO対策 いちご・いちえ: ブラバン

2007年04月13日

ブラバン

書名:ブラバン
著者:津原泰水(つはらやすみ)
出版社:バジリコ
価格:1600円(税別)



登場人物達とほぼ同じ時期に、ブラバンを体験した者として、興味がある本です。

2007.4.23追記
高校の吹奏楽部に在籍していた者として、興味深く読みました。
正直なところ、読みやすい本ではありませんでした。
自分の読解力や、知識の無さを棚に上げて言うと、
文脈がわかりづらくて、読み返したり、過去と現在の場面の行き来について行けなかったり、取り上げられる曲目になじみがなく、残念ながら、行間から音が聞こえなかったりしました。
高校の吹奏楽部と言っても、色々な形態があるだろうし、地方によっても違うだろうし、自分のノスタルジーを探そうとすること自体、無理があるのかもしれません。
しかし、読み終えてみると、何とも不思議な心持ちがしています。
読みながら共感した部分は少なかったのに、最後のページにたどり着いたときは、気持ちが満たされていました。

読み終えてみると、「映画のような小説」でした。
映画の脚本のようだった、とも言えるでしょうか。
場面転換が、画像の切り替えのようで、切り替わった後、少し読み進めないと、どの場面に飛んだのか、わからなかったりしました。
だから、文章としては、ついて行けなかったのかもしれません。
逆に言えば、このまますぐ、映像化できるのではないか、とシロウト考えですが、思ったりします。

読む前は、「読み終わったら、自分がいた吹奏楽部が、懐かしくなり、みんなに会ってみたくなるかな」と想像していました。
でも、読み終えた今は、「会わない方がいい」と感じています。
小説ほどではないにしろ、何十年の間に、それぞれが重ねてきたことがあります。
それらを背負って再会するのは、けっこう「重い」のではないか。
あの思い出には、そっとふたをしておくべき、なのかもしれません。
posted by きるしゅ at 00:00| Comment(0) | 本(07/09まで) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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