[PR] SEO対策 いちご・いちえ: N先生のこと

2006年04月17日

N先生のこと

大規模修繕のため、覆われていた幕が、やっと取れました。
明日から、明るい生活が始まります。(でも、足場はまだ取れず)
N先生は、一番好きなピアノの先生でした。
小学校卒業までの約三年間、自宅へ来ていただいていました。
必然的に話す時間が多かったということもありますが、とてもかわいがっていただいたし、「ウマが合う、と感じた最初の大人」でもありました。
大好きだったスヌーピーの話を、同レベルで語ってくれる先生を、母は「話を合わせてくれているのだ」と言いましたが、決してそうではなかったと、私は今でも信じています。私のうちが引っ越したため、その後はレッスンが受けられなくなりましたが、ずっと年賀状のやりとりをし、私が、先生の母校である大学を目指して浪人中であることを知ると、気にかけてくださって、人を介して、先生を紹介してくださったりしました。
お目にかかったのは、その一浪受験の時期が最後でしたが、今から十年前、突然、電話がありました。
その年は、先生から年賀状が来ず、松が取れてしばらくしてから、ご主人の代筆で、先生が事故に遭い、入院されていることが書かれたはがきが届いていたので、心配していました。

体調を尋ねると「たぶん、もう大丈夫」とおっしゃったあと、突然、
「きるしゅちゃん、さだまさしって知ってる?」。
思わず、「大好きです!」と答えると、びっくりするようなお話が。
先生は、さださんのお母さんが主催するコーラスグループに入っていること。
諸事情により、普段指導していただいている方は、本番で指揮をすることができないので、「本番用指揮者」を探していること。
さらに、練習ピアニストも、探していること。
上手な人、というよりは、さださんの音楽を理解してくれる(しようとしてくれる)人を希望している、とのことでした。
それのどちらかをやらないか?というお電話だったのです。
今考えても、「ものすごいお話」です。でも、おじけづいたのと、当時、自分の仕事で手一杯だったこともあって、させてくださいとは、とても言えませんでした。それに、仮に私がやりたいと言っても、メンバーの皆さんの意向に沿わなければ叶うものでもない(先生の一存で、私を連れて行くわけにはいかない)、ということで、「また連絡するから、考えておいてね」と電話は切れたのでした。

しかし、その後、先生からは、お電話も、年賀状も、届くことはありませんでした。
先生が旅立って、今年の5月で、たしか十年になるのではないかと思います。

ふとしたことで、先生のことは何かにつけて思い出しますが、この一件をよく思い出すのは、ここ二、三ヶ月のことです。今の自分の気持ちが、さださんの音楽に近づいているせいだと思います。(月単位、年単位、で、聞く時期と、聞かない時期が、周期的にやってくるのです)一方、私自身の、音楽との向き合い方に不安や疑問があるから、かもしれません。音楽を続けていく上で、なにか、心のよりどころが欲しいと感じているのです。

「ピアノって、孤独な楽器だから、合わせることの楽しさを知らずに、ずっと来てしまったのよね。だから、コーラスは、とても楽しいの」と電話口でおっしゃっていた先生が、どんなふうに、さださんの曲を楽しんでいたのか、知りたいなあと思うのです。
ピアノを教わっていたころの、小学生の私から見ても、ピュアでまっすぐな人でした。そのころ、先生はすでに大人だったのだけれど、二十年を経て、さらにどういう女性になっていたのか、「女性の先輩」としての先生と、あらためて話をしてみたかったです。
でも、もう叶わないのです。

コーラスで活動していた先生の様子を知りたいと思っても、このコーラスグループが、今も続いているのかどうか、わからないし、先生と親しかった方を探すすべもありません。
ネット上で文を書くようになってから、ずっと思っているのは、このことに限らず「発信すれば、もしかしたら、どこかで誰かが目にしてくれるかもしれない、という淡い希望がなきにしもあらず」だということ。いつか、これに賭けてみても良いかな、と、ぼんやりと考えていました。しかし、ただの「たずね人」ではなく、私自身の思い出でもあるので、逆に公にしたくない気持ちもあるのです。(こうして書いていても、まだ、ココロの隅っこでは、自分の中にしまっておきたい気持ちがあります)
でも、思い切って書いてみることにしました。

公にすると言いつつも、なにせネット上のこと、詳細は書けませんが、N先生、というのは旧姓で、「K西さん」とおっしゃいます。お住まいは神奈川県(東京に隣接する市)でした。今、いらしたら、お年はたぶん、50代半ばから後半くらいではないかと思います。
先生(K西さん)と一緒に活動していた方がこれを見てくだされば、もしかしたら、話が通じるかもしれないけれど、やっぱり難しいでしょうか・・・。
でも、もしも心当たりのある方、もしくは、これらについて知っている方がいらっしゃいましたら、お知らせいただけるとうれしいです。
どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
posted by きるしゅ at 18:12| Comment(0) | 音楽(07/10まで) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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